FXにて効率よく値動きを分析して今後の価格変動を予測する為に必須ななるものが「インジケーター」です。
一概にインジケーターといっても、FXにはインジケーターが何十種類もあり、「結局、どれを使えばいいの?」と混乱している初心者の方は多いのではないでしょうか?
この記事では【勝率に直結するオススメのインジケーターとその使い方】について詳しく話していきます。
今回紹介するインジケーターは、私が5年間FXをしてきて「扱いやすく」「効果があった」モノのみ厳選しています。
初心者の方や何を使っていいのか迷っている方、参考にしてみてください。
目次
インジケーターとは、過去のFXトレーダーが考案した為替レートのデータを様々な計算で加工して、視覚的に分かりやすく買い時・売り時の判定に使おうというものです。これをインジケーターもしくはテクニカル指標といいます。
「白い背景にただチャートだけが動いている」それだけでは非常にトレードが難しい作業になってしまいます。しかし、インジケーターをマスターすることで、画面上に価格が反発しやすい場所やトレンドが発生するタイミングをインジケーターから読み取り、トレードを簡単な作業にすることができます。
無数に存在するインジケーターですが、大きく2つのカテゴリーに分類することが出来ます。
トレンドを認識したり、トレンドの発生を予測したりする「トレンド系インジケーター」と、相場の買われ過ぎや売られ過ぎを判断する「オシレーター系のインジケーター」です。
- トレンド系:トレンドを認識したり、その発生を予想したりするもの
- オシレーター系:相場の買われ過ぎや売られ過ぎを判断するもの
トレンド系のインジケーターでおすすめの種類は以下の3つです。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
移動平均線は、もっともポピュラーなテクニカル分析の手法の1つです。
移動平均線は、一定期間の平均価格を日々計算して出した「答え」を線でつないだもので、その日を含めた過去の価格を常に計算し表示するため、平均値が移動していくことから、移動平均と呼ばれます。
主な使用方法は2つ
1.支持線として使用する
移動平均線は有名なインジケーターであるだけに、多くのトレーダーが注目しているツールなので、しばしば重要な節目となります。
1方向にチャートが動くトレンドが発生している時、過去に5日移動平均線まで下げると、決まって上昇する動きが頻繁に見られていたとします。すると、5日移動平均線まで我慢し、この水準で買いに動く人が多くなる傾向があります。
支持線(サポートライン)
抵抗線(レジスタンスライン)
つまり、結果的に、5日移動平均線が心理的な重要な節目となるわけです。こうした効果を持った移動平均線を「支持線」と言います。一方、この逆で、その水準に達すると上昇が止まる効果を持った移動平均線を「抵抗線」と言います。
2.支持線や抵抗線を突き抜けた場合
意識され、抵抗線として機能していた移動平均線を価格が割ってしまったとき、「もっと価格が下がるかもしれない」という不安感から、一気に下げる可能性があります。
環境認識からエントリー・決済に至るまで、精度の高いトレードができるのがボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドのバンドは標準偏差±1σ、±2σ、±3σであり、それぞれ以下の確率でレートがバンド内に収まるという意味を持ちます。
- 1σ=68.26%
- 2σ=95.44%
- 3σ=99.74%
この確立でバンド内に価格(チャート)が収まるという意味です。
ボリンジャーバンドの正しいトレード手法は、上下のバンドの幅が狭くなった状態「スクイーズ」から、一気にバンドが広がる「エクスパンション」を狙った手法です。
スクイーズの状態は、次にトレンドが発生する準備段階なので、エクスパンションが発生した直後にエントリーすることによりトレンドで利益を得ることが出来ます。
ボリンジャーバンドのより詳しい使い方やトレード手法は以下の記事で解説していますのでご覧ください。
価格の均衡状態を文字通り1目で判断することができるのが、一目均衡表(いちもくきんこうひょう)です。
一目均衡表は、「ローソク足」と「5つの線」で形成されます。
- 基準線
- 転換線
- 先行スパン1
- 先行スパン2
- 遅行スパン
一目均衡表の使い方
次のときは、買いシグナルとなり「好転した」と言います。
- 転換線が基準線を上抜けたとき
- 遅行スパンがローソク足を上抜けたとき
- ローソク足が雲を上抜けたとき
さらに、①②③の買いシグナルが3つそろった場合を「三役好転」と言い、より強い買いシグナルとなります。
また、逆の現象が起きると「三役逆転」となり売りシグナルとなります
次に、トレンド系インジケーターが有効に機能しない場面で役に立つ、相場の強弱を図るオシレーター系のインジケーターについて見ていきましょう。
トレンド系インジケーターが「順張り」に効果的であるのに対し、オシレーター系インジケーターは「逆張り」に効果を発揮します。
- RSI
- MACD
「RSI」とは、「Relative Strength index」の略。「現在の相場は上昇と下降、どちらに傾いているのか?」を表した指標です。つまり、「買われすぎ」「売られすぎ」を数値化して、相場の強弱を教えてくれる、オシレータ系の代表的なテクニカル指標です。
「RSI」はある一定期間(一般的に14日間)の変動幅の中でどれ位レートが上下しているのかを 0%から100%までの中で計るものです。一般的に、上部70%以上のゾーンに入ると「買われすぎ」とされ、そして下部30%以下のゾーンに入ると「売られすぎ」と判断されます。そしてそれぞれのゾーンに入った後に相場が反転した場合、「買われ過ぎ」の場面では売りを、「売られ過ぎ」の場面では買いを考えるとされています。たったこれだけですから、非常にわかりやすい!その分かりやすさから、大変人気のある指標です。
一方向に進むトレンド相場よりレンジ相場で効果を発揮します。
MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、直訳すると「移動平均・収束拡散トレード法」となります。
MACDは移動平均を発展させより精度の高い分析をするために1979年にジェラルド・アペルによって開発された比較的新しいテクニカル分析です。
MACDの見方
「MACD」は、「MACD」と「シグナル」という二つの移動平均線を元に、売買サインを読み取ります。計算式はやや複雑なのでここでは触れませんが、サインの読み方は非常にシンプルです。
また、角度の深さが、予測の信頼性を高めます
交差する角度が浅ければ、弱いサインを意味し、ダマシとなる可能性もあります。逆に、交差する角度が深ければ、信頼性が高いサインと言えます。
インジケーターを選ぶ際は、必ずトレンド系とオシレーター系をそれぞれ最低1個は選ぶようにしましょう。
例えば、トレンド系のインジケーターのみを2~3種類選んでも、シグナルが重なったりダマしが増えたりと、効果は半減してしまいます。
そうではなく、トレンド系の中から1つ、オシレーター系の中から1つと、それぞれ選ぶことでお互いの弱点を補完し合うことでき、勝率アップにつながっていくのです。
インジケーターをしっかり理解して使用できるようになれば一目でチャートの現状を把握できるようになります。(決して大袈裟ではないですよ)
最初は見方が分からず混乱してしまうと思いますが、焦らず1つずつ自分のモノにしていってください。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- インジケーターは、売買の目安をチャート上に表示させるツールのことで、テクニカル分析に必要不可欠
- 種類は相場の流れを掴む「トレンド系」と、相場の過熱感を掴む「オシレーター系」の2種類
- むやみに使うのではなく、自分に合った指標を3つほどに絞って勉強し、使いこなせるようになるのがオススメ
ぜひ使いこなせるようになって、上手にトレードしてください!
今回もCreamblogを最後まで読んで頂きありがとうございます。
生活に役立つ情報を他にもたくさん紹介していますので関連記事から気になる記事を読んでみてください。
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